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    平成15年度内外交流委員会事業
「タイ特殊鋼流通事情視察研修」の結団式を名古屋にて開催
 
   
 全特協は10月6日、名鉄ニューグランドホテル(名古屋市)で「タイ特殊鋼流通事情視察研修」の結団式を開催しました。参加者は、東京・大阪・名古屋地区より40名となりました。

 冒頭、熊谷多津旺副会長が「特殊鋼業界のグローバル化を考える時、東南アジアの動向は特に注目しなければいけない点です。なかでも、多くの海外企業が集まるタイを知ることは非常に重要です。今回の視察が、参加者の今後の事業展開において成果があることを期待します」と挨拶。

 また、視察団の団長を務める樋口克彦内外交流委員会委員長は「特殊鋼の素材メーカーがないタイの需要家は、日本・中国・韓国・ロシアなど世界各国で生産された特殊鋼を輸入しています。つまり、ほとんどを国内で生産したものを用いる日本と違い、特殊鋼の流通においてのグローバル化は非常に進んでいるといえます。こうした現状をしっかりと視察し、我々の業界の今後について模索していきたい」と抱負を述べました。

 全特協では、「海外への視野を広めること」「海外展開への可能性を検討すること」「我が国の業界との相違を知ること」を目的に海外視察を企画し、今回が5回目の視察となります。これまでにも、米国・欧州・台湾・韓国などの特殊鋼の生産・流通加工業界の実態を視察するとともに、特殊鋼流通業者との交流を深めてきました。今回の研修期間は、11月10〜14日の5日間で、金型プレートの加工販売業者であるDaido PDM、1次輸入特約店のBangkok Special Steel、コイルセンターのMC Metal Service Asia、磨棒鋼メーカーのMahajak Kyodo、自動部品メーカーのMahajak Autopartsなどを訪問する予定です。