全特協では1月23日（金）、東京・グランドヒル市ヶ谷で約400名の参加を得て、賀詞交換会を開催しました。
冒頭、三上聡彦会長は「昨年の特殊鋼業界は、好調な自動車産業や建機・工作機械等の活況により、旺盛な特殊鋼需要の一年だった。しかし、夏以降は原材料の高騰により、メーカーでは利益確保も厳しい状況にあり、また、流通業者間では企業収益も改善に向かっているものの、業種間、地域間での格差がみられるなど、本格的な回復にはいたっていないのが現状だ。本年は、引き続き旺盛な特殊鋼需要が予測されているものの、原材料の高騰を受けての価格改定については、製販一体となってさらに粘り強く取り組んでいかなければいけない。われわれ流通業者としても、流通ならではの機動性と創造性を如何なく発揮して昨年にもまして業績回復の年としたい」と挨拶しました。

引き続き、来賓を代表して糟谷敏秀経済産業省鉄鋼課長が祝辞を述べられ、高山剛特殊鋼倶楽部会長のご発声で乾杯。新年の門出にふさわしい、賑々しくも和やかな雰囲気の賀詞交換会となりました。